12月2日、ベライドCEOのLarry Fink氏と最高運営責任者(COO)Rob Goldstein氏は『エコノミスト』に「トークン化が金融をどのように変革するか」と題する記事を寄稿し、次のように指摘した。すなわち、トークン化は伝統的金融とデジタル金融を結びつけることでインフラの現代化を実現し、効率性、透明性、アクセシビリティの向上を通じて、グローバル市場の次の発展段階を形作っているということである。
トークン化により、紙の書類をコードで置き換えることが可能となり、資産取引のコストを高くし時間のかかる摩擦を削減できる。また、不動産やインフラなど巨大な非上場資産を、より小さく、入手しやすい単位に分割することが可能になる。現在のトークン化の発展段階は、「テック7巨人」のうち3社がまだ設立されていない時期に相当する。その成長速度はインターネットの発展に匹敵し、数十年以内に大きな拡大が見込まれる。将来、あらゆる種類の資産が単一のデジタルウォレットで売買・保有できるようになるだろう。[律動]