智通財経の報道によると、楚天龍は7月21日に投資家向けオンライン交流会を開催した。ある機関投資家から「今年上半期のデジタル人民元事業における進捗状況は?」という質問があった。楚天龍は、1つ目は、デジタル人民元関連のシステム開発事業が急速に成長しており、一部のシステムプラットフォームはすでに某銀行に納入され稼働していること、2つ目は、デジタル人民元のハードウェアウォレット、発行・受付端末などの強みを持つ分野での市場地位を強化し続けていること、3つ目は、優秀なパートナーと共同でデジタル人民元のクロスボーダー決済分野での協力を推進していること、と回答した。また、香港における仮想資産取引の合法化などがもたらす業界の機会を捉え、通信事業者向けにeSIM管理プラットフォームを構築したり、提携銀行向けにステーブルコインとSIMカードを組み合わせたクロスボーダー決済ソリューションを提供したりすることを計画している。現時点では、同社のデジタル人民元事業の収入は過去数年と比較して一定の増加を見せているものの、同社の収益に占める割合は低い。[Foresight News]