ニューヨーク・タイムズによると、トランプ大統領は先日、ホワイトハウスで十数人の下院共和党議員と会談した際、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を解任する草案書簡を提示し、そうすべきかどうか意見を求め、「そうする可能性が高い」と述べた。最近、トランプ大統領はパウエル議長に辞任を繰り返し求め、効果的な利下げができていないと非難している。法律によれば、大統領は正当な理由なくFRB当局者を罷免することはできず、この点は今年5月に行われた米国最高裁判所の判決で改めて確認されている。いわゆる「正当な理由」とは通常、違法行為または重大な不正行為を指し、政策の相違を指すものではない。[ニューヨーク・タイムズ]