7月13日、香港の財経事務及庫務局局長である許正宇(Christopher Hui)氏は、ケーブルテレビのニュース番組「財智.商伝」のインタビューに応じ、初期段階では少数のステーブルコインライセンスのみを発行すると述べました。人民元ステーブルコインの発行については、法律で連動する通貨の種類に制限はないものの、他の地域の通貨が関わる場合は、関係機関との協議が必要になる可能性があると述べました。
許正宇氏は、政府が率先してステーブルコインの応用を推進し、特にクロスボーダー決済の場面に焦点を当て、発展途上国が自国通貨の切り下げや金融システムのリスクに対応できるよう支援すると強調しました。また、香港は今後、金融資産のトークン化を推進し、グリーンボンドに続き、次は取引所取引ファンドETFへの拡大を目指しており、金属などの商品取引もトークン決済で検討できると考えていることを明らかにしました。[深潮 TechFlow]