トランプ大統領が8カ国に新たな関税通知を送付、FRBが6月のFOMC議事録を発表。
市場パフォーマンス:
本日のSoSoMacroの要約では、現時点で市場を動かしている主要なシグナルに焦点を当てています。
1. 関税の動向:トランプ大統領は8カ国に新たな関税通知を発令し、特にブラジルに対しては50%という予想外の税率を課した。その理由として、ブラジル前大統領の不当な裁判疑惑などが挙げられている。市場はこれらの通知を主に交渉材料と捉えている。フィナンシャル・タイムズEUに対する関税は英国に対するものより高く設定される可能性があるとの報道がある。
2. 6月のFOMC議事録:連邦準備制度理事会(FRB)は6月の会合議事録を公表したが、経済見通しやインフレ見通しに関する新たな見解は示されなかった。FRB当局者の大半は、7月以降の利下げを支持している。ウォール・ストリート・ジャーナルニック・ティミラオス氏は、緩和が再開されたとしても、追加利下げの余地は限られると示唆した。市場は現在、9月に1回、2025年に1回、2026年に3回の利下げを予想しており、合計125ベーシスポイントの利下げとなる。
3. 米国債オークション:米財務省は390億ドルの10年債を入札し、その結果は堅調な需要を示している。