RippleのUSDペッグ型ステーブルコイン$RLUSDは、2025年第1四半期に$XRP Ledger(XRPL)およびEthereum上で合計時価総額2億4420万円に達しました。
背景情報:
- $RLUSDのXRPL上での時価総額は4420万円で、ネットワーク上で最大のステーブルコインとなっています。
- これにより、XRPL上で発行されている通貨の総時価総額は前四半期比6.5%増加し、2億8150万円に達しました。
- それにもかかわらず、XRPL上でのステーブルコインの採用率はUSDTやUSDCなどの主流ステーブルコインに比べて依然として低いままです。
重要な出来事:
- 2025年1月、XRPLはAMM Clawback修正を実施し、$RLUSDのようなクロー・バック機構を持つ適合トークンが自動マーケットメーカー(AMM)で取引可能になりました。
- $RLUSDは2024年12月17日にXRPLおよびEthereum上で公開発行され、USD預金、短期米国財務省証券および現金同等物によって完全に裏付けられており、第三者による月次証明が行われています。
- 2025年1月、RippleはEthereum上で$RLUSDの価格データを提供するためにChainlinkの価格オラクル統合を発表しました。
- 2025年4月、$RLUSDはRippleのクロスボーダー決済プラットフォームに組み込まれ、Krakenを含む複数の取引所でサポートされました。
- 韓国のカストディサービス提供者BDACSはRippleと戦略的パートナーシップを結び、$XRPや$RLUSDなどのデジタル資産のカストディサービスを提供しています。
潜在的影響:
- AMM Clawback修正はAMM活動を促進し、より多くの適合資産のXRPL上での上場を推進すると期待されています。
- これにより、これまで流動性の低かったReal World Assets(RWA)のオンチェーントレードが可能となり、AMM収益やクロスチェーン価格裁定取引への参加が可能になるかもしれません。