ブラックロック、$150Bのマネーファンドをトークン化へ
- 世界最大の資産運用会社であるブラックロックは、SECに対し、$150 billionのTreasury Trust Fund向けに「DLT Shares」と呼ばれるブロックチェーンを活用したシェアクラスの導入を申請しました。
主なポイント:
- DLT Sharesは、所有権の追跡にブロックチェーンを利用し、BNY Mellonを通じて独占的に配布される予定です。
- この新商品は機関投資家を対象としており、最低投資額は300万ドルに設定されています。
- Treasury Trust Fundは、現金や短期国債に投資することで流動性を維持し、投資家に対して1株あたりの価値を安定させることを目指しています。
- ブラックロックは、ブロックチェーンを活用することで取引の効率化を図り、資産移転のスピードアップや流動性の向上を狙っています。
- CEOのLarry Finkは、トークン化によってプロセスの高速化や遅延の排除、資金の再投資の効率化が可能になると以前から強調しています。
Ethereum上でのBUIDL:
- この申請は、ブラックロックが以前にEthereum上で展開したBlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund(BUIDL)に続くもので、米国Treasury securitiesをトークン化しています。
- Ethereumは最近価格の苦戦を強いられていますが、実世界資産のトークン化において56%の市場シェアを持ち、業界標準としての地位を確立しています。
- ブラックロックのDTS Sharesは、Ethereumやブロックチェーンの伝統的金融分野へのさらなる機関投資の促進につながる可能性があります。
画像:BlackRock XプラットフォームとFortune