CosmosのInterchain Foundation(ICF)は、オープンソースのEvmos開発に資金を提供しました。EvmosはそのマルチチェーンエコシステムにおけるネイティブEVMフレームワークです。Evmosプロジェクトのために開発されたフレームワークは、Cosmos SDKを含む公式のクロスチェーンソフトウェアスタックで「Cosmos EVM」として維持されます。これにより、CosmosエコシステムはEthereum Virtual Machine(EVM)の標準化されたバージョンを持つことになります。この開発により、CosmosブロックチェーンはCosmos EVMを統合でき、JSON-RPCやEthereumウォレットのサポートを含む完全なEVM互換性を実現します。この取り組みは、EVMエコシステムとCosmos間のクロスチェーン相互運用性を強化し、特にInter-Blockchain Communication(IBC)プロトコルを通じて実現されます。Evmosの共同創設者であるFederico Kunze Küllmerは、Evmosのコア貢献者としての役割を終えますが、ICFに対してCosmos EVMの相互運用性およびモジュラーアーキテクチャに関するアドバイスを提供し続けます。Evmosは元々2016年にEthermintとして考案され、2022年にCosmosベースのチェーンとしてメインネットを立ち上げました。