2024会計年度において、米国証券取引委員会(SEC)は暗号通貨業界における取り締まり活動を大幅に強化しています。ソーシャル・キャピタル・マーケットが公表した報告によると、SECが暗号通貨企業や役員に課した罰金総額は、前年度の1億5030万ドルから3018%増の47億ドルに急増しています。
特筆すべきは、2024年6月にSECとTerraform Labs及び元CEOであるド・クォンとの間で合意した447億ドルの和解案が、これまでにおける同機関の最大単独取り締まり行動となり、大きな割合を占めています。2024会計年度における取り締まり件数の減少にもかかわらず、罰金総額は2013年から2023年までの総額を上回り、SECが高インパクトな事例に重点を置く戦略的転換を強調しています。