Blockskyeは、企業の出張向けにブロックチェーンインフラを開発するスタートアップで、プラットフォーム拡大のためにシリーズC資金調達ラウンドで1580万ドル（約15億8000万円）を調達しました。 このラウンドはBlockchangeが主導し、United Airlines Ventures、Lightspeed Faction、KSV Global、Lasagna、Litquidity Ventures、Longbrook Ventures、TFJ Capitalが参加しました。 Blockskyeは2024年第2四半期にこのラウンドの資金調達を開始し、今年第1四半期に閉じたと共同創業者兼共同CEOのBrook Armstrong氏はThe Blockに語りました。このラウンドはトークンワラント付きの価格付き株式取引として構成されています。Armstrong氏はポストマネーバリュエーションの開示を控えました。 今回の調達により、Blockskyeの総調達額は3300万ドル（約33億円）となりました。 Blockskyeは、企業がブロックチェーンベースのツールを使って航空券の予約、支払い処理、出張経費管理を行い、航空会社などのサプライヤーと直接つながり、旅行代理店やクレジットカードネットワークのような仲介業者を回避することで、出張システムの効率化を支援しています。 同社のクライアントにはPwC、TripAdvisor、Diageoが含まれます。新たな資金調達により、Blockskyeはより多くのFortune 500企業への展開を計画し、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアでのプレゼンスを拡大する予定です。 「Blockskyeはすでにエージェントの支出を84％削減し、リアルタイムの所有権追跡によって何百万ドルもの未使用チケットの回収を実現するなど、有意義な結果をもたらしている実証済みの技術を拡大する準備ができています」と同社は述べています。プラットフォームは総出張コストを14.5％削減できると主張しています。 プラットフォームを支えるブロックチェーンについて尋ねられたArmstrong氏は、詳細は今年後半に発表すると述べました。 Blockskyeは新たな決済製品の立ち上げも準備中で、Armstrong氏はステーブルコインベースの取引に注力していると強調しました。現行の企業向け決済システムは、単に請求書の一括処理と決済にステーブルコインを使用するだけでは恩恵を受けられないとArmstrong氏は述べています。 「企業におけるステーブルコインの採用は、取引ごとにリアルタイムで決済される場合にのみ価値を追加します。これは大きな解放であり、なぜなら紛争はバッチ単位ではなく取引単位で発生するからです。ステーブルコイン決済をクレジットカードの決済プロセスに適用しても本質的な変化はありません。当社はフルスタックを更新する企業です」と述べました。 ボストンに拠点を置くBlockskyeは現在40人以上の従業員を抱え、技術、営業、管理などの部門で30人以上の採用を計画しているとArmstrong氏は述べました。 Fundingニュースレター：最新の暗号資金調達ニュースやトレンドを無料の隔週ニュースレター「The Funding」で受け取れます。こちらから登録してください！ [BlockBeats]